副業

エンジニア副業がしんどいのは案件選びの問題|週1〜週2で月10万稼ぐ方法

エンジニア副業がしんどいのは案件選びの問題|週1〜週2で月10万稼ぐ方法

「エンジニア副業に興味はあるけど、しんどそうで踏み出せない…」

そんな不安を抱えていませんか?

結論から言います。副業が「しんどい」かどうかは、案件の選び方で9割決まります。

ただし、これは「正しく選べば誰でも楽勝」という意味ではありません。僕自身、副業で月15万円の報酬をもらいながら、実際には月100時間も働いて時給1,500円になった「大失敗」を経験しています。

この記事では、その失敗談を含め、エンジニア副業の「リアルなしんどさ」と「しんどくならない選び方」を正直にお伝えします。

ポイント

「副業はしんどい」という人と「全然余裕」という人がいるのは、体力や根性の差ではなく、案件選びの差です。ただし、そもそも副業に向いていない人もいます。この記事を読んで、自分が向いているかどうかも判断してください。

【体験談】月15万円で100時間働いた「大失敗」の話

まず、僕の失敗談からお話しします。

「データをグラフにするだけ」のはずだった

SFA(営業支援)周りの知見があったので、自信満々で受けた案件がありました。

案件の概要:

  • 内容:スタートアップ企業の「営業予実管理ダッシュボード」の新規構築
  • 技術スタック:React, Node.js, PostgreSQL(フルスタック開発)
  • 契約形態:準委任契約(月額固定15万円 / 想定稼働 週10時間)
  • イメージ:土日に5時間ずつ、サクッとグラフを表示させる

「DBにあるデータをグラフにするだけ」と言われていたので、余裕だと思っていました。

蓋を開けたら地獄だった

問題1:データが汚すぎる

蓋を開けたら、データ構造がバラバラ。正規化からやり直さないと集計すらできない状態でした。「既存のシステムがある」という言葉を信用した僕が甘かった。

問題2:スコープが崩壊した

僕が「直感的なUI」を提案できることが、逆に仇になりました。

せっかくなので、このKPIも見たいです。あと、ここのドリルダウン機能も欲しいですね。

「できますよ」と答えてしまった結果、要望が膨れ上がり、当初のスコープが完全に崩壊しました。

問題3:深夜のクエリチューニング

データ量が増えるにつれて集計が重くなり、本業終わりの深夜にインデックス設計を見直す日々。土日だけで終わるはずが、平日の夜も副業に追われるようになりました。

時給換算したら絶望した

結果:

  • 報酬:月15万円
  • 実稼働:月100時間近く
  • 時給:約1,500円

設計から実装まで全部やって、ファミレスの深夜バイト並みの時給でした。

3ヶ月で契約満了として撤退。「これ以上の機能追加は別料金、かつデータ整備は別プロジェクトにする必要がある」と正直に伝えて、キリの良いところで抜けました。

この失敗から学んだこと

注意

「DBにあるデータを使うだけ」「ある程度システムができている」という言葉は信用しない。DBの中身を見るまでは見積もらない。これが鉄則です。

また、得意なUI設計も「ここまでは料金内、ここからはオプション」と最初に線引きするようになりました。


この失敗があったからこそ、「しんどい副業」と「しんどくない副業」の違いが明確にわかるようになりました。

「エンジニア副業はしんどい」と言われる5つの理由

世間で「エンジニア副業はしんどい」と言われる理由を整理します。

僕の失敗も含め、しんどくなるパターンには共通点があります。そして、そのほとんどは最初の案件選びで回避できます

理由1:低単価案件を掛け持ちしている

クラウドソーシングで案件を探すと、LP制作1件3万円、コーディング1件2万円といった案件が目に入ります。

時給換算すると1,000〜2,000円程度。月10万円稼ごうと思ったら、こういった案件を3〜5件同時に回す必要があります。当然、稼働時間は膨れ上がり、土日が丸々潰れます。

回避策: 最初から時給3,000円以上の案件を選ぶ。低単価案件の掛け持ちは避け、1案件で週1〜2日稼働のものを探す。

理由2:稼働時間が曖昧な案件を選んでいる

「柔軟に対応してほしい」「随時お願いしたい」という案件は要注意です。

僕の失敗案件も、最初は「週10時間想定」だったのが、気づけば月100時間になっていました。曖昧な契約は、なし崩しに稼働が膨らみます。

回避策: 「週◯日・月◯時間」と稼働時間が明確な案件を選ぶ。面談時に具体的な数字で合意を取る。

理由3:スキルミスマッチの案件を受けている

「せっかくだからReactの案件を受けてスキルアップしたい」

その気持ちはわかります。ただ、副業で学習コストを払うのは想像以上にしんどい。本業で使っていない技術の案件を受けると、想定の2〜3倍の時間がかかることがあります。

回避策: 副業では「今すでにできること」で勝負する。スキルアップは本業や個人開発で。

理由4:クライアント対応に追われている

直接契約の場合、仕様確認、質問への回答、進捗報告、追加要望への対応…すべてが自分に来ます。

特に「仕様が曖昧」「やりながら決めましょう」系の案件は、コミュニケーションコストが跳ね上がります。僕の失敗案件も、まさにこのパターンでした。

回避策: 間に入ってくれるエージェントを使う。または、仕様が明確で、やり取りが最小限で済む案件を選ぶ。

理由5:本業との境界が曖昧になっている

「平日の夜に少しだけ」「朝早く起きて1時間だけ」

こうして副業の時間を捻出しようとすると、副業のことが常に頭にある状態になります。結果、休息が取れず、本業のパフォーマンスも低下。

回避策: 「副業は土日だけ」「平日は一切触らない」など、明確なルールを決める。


ここまで読んで、「結局、案件選びを間違えなければ大丈夫なんだな」と思ったかもしれません。

ただ、正直に言うと、そもそも副業に向いていない人もいます

【正直に言う】副業に向いていない人の特徴

技術力があるかどうかよりも、 「曖昧耐性」と「オーナーシップ」 の2点で向き不向きがあります。

「仕様書がないと動けない」人は向いていない

副業クライアント(特にスタートアップ)は、仕様が決まっていないことの方が多いです。

注意

「FigmaのデザインとAPI仕様書をください」と待ってしまう人は、副業で苦労します。

僕の経験上、「LLMを使ってこういう対話形式にすれば、UXが良くなりませんか?」「この機能なら、アプリじゃなくてWebで十分ですよ」と、エンジニア視点で企画・要件定義から提案できる人は重宝されますし、自分も楽です。

逆に、「仕様を決めてもらってから実装する」というスタンスだと、曖昧な要件に振り回されて消耗します。

「副業でスキルアップしたい」人は慎重に

「本業がレガシーだから副業でモダンな技術を」という動機はよくあります。

ただ、副業は「学習の場」ではなく「価値提供の場」です。

全く未経験の言語やフレームワークを副業で覚えようとすると、納期に追われてコードが汚くなり、結果的に自分の評価を下げます。

やめた方がいいケース:

  • 本業でReactを使ったことがないのに、副業でReact案件を受ける
  • 「勉強しながらやります」と言って案件を取る

まずは本業や個人開発でキャッチアップしてから、副業で「できること」として提供する方が安全です。

向いている人の特徴

逆に、以下に当てはまる人は副業に向いています。

  • 曖昧な状況でも「とりあえず動くものを作って確認しましょう」と提案できる
  • 自分で要件を整理し、スコープを切れる
  • 「ここまではやります、ここからは別料金です」と線引きできる
  • 本業で使っている技術を副業でも活かせる

副業の「心理的コスト」を正直に伝える

稼働時間とは別に、副業には精神的なコストがあります。これは実際にやってみないとわからない部分なので、正直にお伝えします。

本業の会議中に、副業のSlack通知が脳裏をよぎる

特にHealthTech(医療系)やインフルエンサー向けアプリなど、ユーザーが「今まさに使いたい」タイミングで動かないとクレームになるサービスに関わっている時は、土日の通知音にビクッとしていました。

「バグ報告が来たらどうしよう」という恐怖は、稼働時間には現れないストレスです。

コンテキストスイッチに30分かかる

本業で生成AIのプロンプトエンジニアリングを考えた直後に、副業でレガシーな管理画面のバグ修正をすると、頭の切り替えに30分くらいかかります。

この「切り替えコスト」は、稼働時間には含まれないけれど、確実に体力を削ります。

金曜夜に「明日も仕事か...」と思う

「土曜日は副業開発の日」と決めると、金曜の夜に「明日も仕事か...」と憂鬱になることがありました。

平日5日働いて、土日も働く。これが「しんどい」と感じる人がいるのは当然です。

どう乗り越えているか

僕が実践している対策は2つです。

1. SLAを結ばない

「平日の日中は本業のためレス不可」「緊急対応はしない」と最初に合意します。これだけで、「通知が来たらどうしよう」というストレスが激減します。

2. ワクワクする案件しか受けない

「小銭稼ぎ」だと思うと辛いですが、「将来自分のサービスを作るための実験」だと思えば、マインドシェアを取られても苦になりません。

ポイント

副業の心理的コストは、「案件選び」と「条件交渉」である程度コントロールできます。逆に言えば、ここを妥協すると稼働時間以上にしんどくなります。

しんどくならない副業の始め方【3つの鉄則】

ここからは、しんどい副業を避けるための具体的な方法を解説します。

鉄則1:時給ではなく「時間単価」で案件を選ぶ

副業を選ぶとき、多くの人は「月いくら稼げるか」を見ます。でも、本当に大切なのは 「何時間働いてその金額か」 です。

案件A案件B
月15万円月10万円
月100時間稼働月20時間稼働
時給1,500円時給5,000円
横にスクロールできます →

僕の失敗案件は「案件A」でした。月15万円という数字だけ見ると悪くないですが、時給換算すると大赤字です。

週1〜2日で無理なく続けるなら、時給3,000円以上の案件を狙いましょう。 IT業界の副業エージェント経由なら、時給4,000〜5,000円の案件も珍しくありません。

鉄則2:週1〜週2に稼働を絞ると決める

副業を始めると、「もっと稼ぎたい」という欲が出てきます。

ただ、これに負けて稼働を増やすと、本業との両立が崩れます。最初のうちは 「週1〜2日、月20〜30時間」を上限 と決めておくのがおすすめです。

僕の稼働イメージ:

  • 土曜日:4〜5時間(メイン作業)
  • 日曜日:2〜3時間(レビュー対応・翌週の準備)
  • 平日:基本なし(Slackの確認のみ、1日10〜15分)

これで月10〜15万円。本業への影響はありません。

鉄則3:エージェントを活用して交渉・調整を任せる

副業初心者にとって、クライアントとの単価交渉やスケジュール調整は負担が大きいです。

エージェントを使えば、これらを代行してもらえます。

エージェントを使うメリット:

  • 単価交渉を代行してくれる
  • 稼働条件の調整を間に入って行ってくれる
  • 契約書・請求書などの事務手続きをサポート
  • 万が一のトラブル時に相談できる

僕の失敗案件は知人経由の直接契約でした。エージェント経由なら、スコープ崩壊の時点で間に入ってもらえたかもしれません。

週1〜週2・在宅で始められる案件の探し方

具体的な案件の探し方を解説します。

クラウドソーシング vs 副業エージェントの違い

クラウドソーシング副業エージェント
代表的なサービスクラウドワークス、ランサーズITプロパートナーズ、レバテック等
時給相場1,000〜2,500円3,000〜5,000円
稼働日数案件による(バラバラ)週2〜3日OKが多い
契約形態請負(成果物納品)が多い準委任(時間精算)が多い
クライアント対応すべて自分で行うエージェントが間に入る
横にスクロールできます →

初心者がいきなりクラウドソーシングで案件を探すと、低単価案件の掛け持ちで消耗するパターンに陥りがちです。

副業エージェントを使えば、最初から「週2日・在宅・高単価」の条件で絞って案件を探せます。

エージェント選びで見るべき3つのポイント

1. 稼働日数の柔軟性

「週1日からOK」「週2〜3日が中心」など、自分の希望に合った案件があるかを確認。

2. リモート案件の割合

「フルリモート案件◯%」と公開しているエージェントもあります。通勤が必要な案件は、本業との両立が難しくなります。

3. 副業初心者へのサポート体制

初めての副業で不安なことは多いもの。担当者に気軽に相談できるかも重要なポイントです。

【打率公開】80件見て、6件受注した話

「副業案件ってそんなに簡単に見つかるの?」という疑問に、リアルな数字でお答えします。

僕の打率

ステップ件数
案件情報を見た数80件以上
面談まで進んだ数15件
実際に受けた数6件
横にスクロールできます →

OffersやYOUTRUST、知人のFacebook投稿などで探しました。

「生成AI」「SaaS立ち上げ」「UI/UX重視」という自分のタグに合うものだけ厳選して応募。話を聞いてみて「炎上しそうだな」と思った案件は辞退しました。

打率を上げるコツ

「何でもできます」より「これが得意です」と尖る

「なんでもやります」という人より、「生成AIを使った新規プロダクト開発が得意です。御社のこの課題を解決できます」と尖った提案をする人の方が、面談にも進めるし、良い条件で決まりやすいです。

僕がうまくいった案件は、生成AIを活用した新規事業のプロトタイプ開発。裁量が大きく、時給5,000円〜でスタートできました。

ポイント

最初から完璧な案件は引けません。「80件見て6件受注」くらいの打率だと思っておくと、期待値が適切になります。

【独自戦略】僕が「UI設計から実装まで」セットで受ける理由

一般的には「実装担当(コーダー)」として入るのが副業のセオリーです。

ただ、僕はあえて 「PM/デザイナー領域まで食い込む」 ようにしています。

「Figmaでの画面設計」から「フロント/バックエンド実装」まで一気通貫で請け負う

ただ仕様書通りに組むのではなく、画面設計から実装まで一気通貫で請け負います。

なぜそうするか:

1. コミュニケーションコストが激減する

他人が作った微妙なデザインや仕様に対して「これ実装しにくいな…」とストレスを感じる必要がありません。自分で作ったUIなら、実装も最短ルートでいけます。

2. 単価が上がる

「エンジニア」としてではなく「プロダクト開発のパートナー」として見てもらえるので、時給単価の交渉がしやすいです。

3. 本業への還元

副業でサービス全体の設計経験を積むことで、本業でも「ビジネス視点を持ったエンジニア」として評価されるようになりました。

この戦略が向いている人

  • フロントエンドだけでなく、UI/UXにも興味がある
  • 要件定義や企画フェーズから関わりたい
  • 「言われたことをやる」より「提案してやりたい」

逆に、「実装に集中したい」「企画は苦手」という人は、従来の「コーダーとして入る」スタイルの方が合っています。

エンジニア副業を始める前に決めておくべき3つのこと

最後に、副業を始める前に決めておくべきことを3つ紹介します。

1. 稼働できる曜日・時間帯を明確にする

「空いた時間に副業する」ではなく、「この曜日のこの時間は副業」と決めておきましょう。

例:

  • 土曜日:9:00〜13:00(4時間)
  • 日曜日:9:00〜11:00(2時間)
  • 平日:朝の通勤中と夜の入浴後にSlack確認(各15分)

これを面談時に伝えることで、相手の期待値も合わせられます。

2. 月にいくら稼ぎたいか目標を決める

「できるだけ稼ぎたい」ではなく、具体的な金額を決めておきましょう。

最初は月5〜10万円くらいから始めるのがおすすめ。無理のない範囲で続けて、慣れてきたら徐々に増やしていく。

いきなり「月30万円」を狙うと、稼働時間が膨らんで本業に影響が出ます。

3. 断る勇気を持つと決めておく

本業が忙しい時期は、副業を断る勇気を持ちましょう。

「せっかく案件があるのに」と思って無理をすると、結局どちらも中途半端になります。僕の失敗案件も、「途中で断る勇気」があれば、もっと早く撤退できたはずです。

注意

「本業 > 副業」という優先順位は絶対に守る。これが、両立を続けるための大前提です。

まとめ:エンジニア副業は「選び方」次第でしんどくない

この記事では、エンジニア副業のリアルなしんどさと、しんどくならない案件の選び方を解説しました。

重要なポイント

  1. 「しんどい」の原因は案件選びの失敗。 僕も月15万円で100時間働く大失敗を経験した
  2. 向いていない人もいる。 「曖昧耐性」と「オーナーシップ」がない人は慎重に
  3. 心理的コストも考慮する。 Slack通知のストレス、コンテキストスイッチの負担
  4. 時給3,000円以上、週1〜2日を基準に。 低単価案件の掛け持ちは避ける
  5. 打率は「80件見て6件受注」くらい。 最初から完璧な案件は引けない

僕の現在の稼働イメージ

  • 時給5,000円 × 月25時間 = 月12.5万円
  • 土日中心、平日はSlack確認のみ
  • 本業への影響なし

失敗を経て、今はしんどくない副業スタイルを確立できています。

次のステップ

「副業はしんどそう」という漠然とした不安は、この記事で解消できたのではないでしょうか。

しんどくなるかどうかは、あなたの体力や根性ではなく、案件選び次第です。

ただし、この記事で書いた「向いていない人の特徴」に当てはまる場合は、無理に始める必要はありません。まずは本業でスキルを磨いてから、準備が整ったタイミングで始めても遅くはないです。

準備ができている人は、まずは副業エージェントに登録して、どんな案件があるか見てみることから始めましょう。条件を見て「これなら自分にもできそう」と思える案件がきっと見つかるはずです。

この記事が、あなたの副業の判断材料になれば幸いです。

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