【体験談】エンジニアの副業は週1で可能?稼働時間・収入・探し方を解説
「週1日だけでも副業できるなら、始めてみたい」
「でも、そんな都合のいい案件、本当にあるの?」
会社員をしながら副業を考えているエンジニアなら、こんな疑問を持つのは当然のことです。
結論から言います。「週1日(8時間程度)だけで完結する副業案件」は、ほぼ存在しません。
開発の仕事である以上、仕様確認や質問のやりとりは必ず発生します。それらが「週に1日だけの稼働」で収まることは、まずありえない。これが現実です。
なぜ言い切れるか。僕自身、80件以上の案件情報を見て、15件の面談を受け、6件を受注した経験がありますが、「週1日だけ」で回った案件は1件もなかったからです。
ただし、「週末をメインの作業日にしつつ、平日の隙間時間(朝晩のSlack確認程度)を使う」 という働き方であれば、本業を守りながら副業を続けることは十分に可能です。週12〜15時間が現実的なライン。
この記事では、週1副業の厳しい現実、現実的な働き方、案件の選び方・探し方、注意点まで、実体験を交えて解説します。
「週1日のみ」は厳しいですが、「週末メイン+平日は隙間時間で対応」なら可能です。条件は自分から明示して交渉することが必須。この記事を読めば、本業を守りながら副業を続ける現実的な方法がわかります。
結論:「週1日のみ」は厳しい。ただし「週末メイン+平日隙間時間」なら可能
最初に結論をお伝えします。
「週1日(8時間程度)だけで完結する副業案件」は、ほぼ存在しません。
これは僕の実体験に基づく事実です。エージェントで案件を探しても、知人経由で紹介してもらっても、「週1日だけでOK」と言われた案件で、本当に週1日だけで回ったケースは一度もありませんでした。
なぜ「週1日だけ」では回らないのか
開発の仕事には、必ずコミュニケーションが発生します。
- 仕様の確認・質問
- レビューへの対応
- 進捗の共有
- 追加要望への回答
これらを「土曜日の8時間だけ」で完結させることは、現実的に不可能です。
先方から「この部分の仕様を確認させてください」とSlackが来たとき、次の土曜日まで返信しなかったらどうなるか。プロジェクトが1週間止まります。そんな状態を許容してくれるクライアントは、ほとんどいません。
現実的な解:週12〜15時間
ただし、こう考えると可能になります。
「週末をメインの作業日にしつつ、平日の隙間時間(朝晩のSlack確認程度)を使う」
具体的には:
- 週末(土日どちらか or 両方):合計8〜10時間(メイン作業)
- 平日:1日30分〜1時間(Slack確認・テキスト返信のみ)
- 合計:週12〜15時間
これなら、本業に支障をきたさずに副業を続けられます。
僕自身、80件以上の案件情報を見て、15件の面談を受け、6件を受注しました。そのうち「週1日だけ」で回った案件は1件もありません。「本業を守りながら回せた」と言えるのは3件。打率にして約20%。最初は「週1で月10万円」を夢見ていましたが、甘かったです。
「週1でOK」を鵜呑みにして失敗した話
僕の失敗談をお話しします。
面談で言われた「週1日で大丈夫です」
ある案件の面談で、先方のPMからこう言われました。
稼働は週1日で大丈夫です。土日どちらかで作業してもらえれば。平日は特に対応不要ですよ。
「これだ」と思いました。まさに理想の条件。二つ返事で契約しました。
リリースが近づくと話が変わった
最初の1ヶ月は、確かに週1日で回っていました。
ただ、リリースが近づくにつれて状況が変わりました。
今日中に認識合わせたいのですが、30分だけMTGできますか?
明日までにこの修正、対応できますか?急ぎで確認したくて。
「まあこれくらいなら」と平日夜に対応し始めました。すると、それが「当たり前」になっていきました。
本業に影響が出始めた
気づけば、本業の昼休みにSlackを気にするようになっていました。
「さっきの質問、返信しなきゃ」「あの修正、今日中に終わるかな」
頭の中が副業に侵食されていく感覚。本業の会議中も、どこか上の空になることが増えました。
時給換算したら絶望した
結果を振り返ります。
- 報酬:月10万円
- 実稼働:月45時間以上(週末8時間+平日8時間以上)
- 時給換算:約2,200円
「週1日で月10万円」のはずが、実質週2日以上働いて時給2,200円。
これなら、最初から「週2日で月10万円」の案件を選んだ方が、よほど健全でした。
「週1でOKです」という先方の言葉を鵜呑みにしてはいけません。自分から具体的な線引きを提示して、合意を取る。これができていなかったのが敗因でした。
失敗から学んだ「断るべき案件」のチェックリスト
この失敗を経て、僕は面談で以下の項目をチェックするようになりました。
危険信号1:「ある程度できてます」の中身を確認できない
「既存のシステムがあって、そのデータを使って…」と言われたら要注意です。
僕の失敗案件も、「DBにあるデータを使ってダッシュボードを作ってほしい」という話でした。でも、蓋を開けたらデータの正規化すらできていない状態。「ある程度できてる」と「使える状態になってる」は全然違います。
今は必ず「DBのER図かスキーマを見せてください」と言うようにしています。見せられない、または「まだ整理できていない」と言われたら、その時点で工数を多めに見積もるか、断ります。
危険信号2:「お任せします」「なんでもできそうですね」が多い
面談で自分のスキルを話したら、先方が「それならいろいろお任せできそうですね」と言う。当時は褒められたと思って嬉しかったんですが、これが罠でした。
「お任せ」は「スコープが決まっていない」の裏返しです。
案の定、開発が進むにつれて「せっかくなのでこのKPIも」「ここのドリルダウンも」と要望が膨らみました。今は「お任せします」と言われたら、逆に「最初のスコープを明確にしましょう」と提案するようにしています。
危険信号3:納期が固定なのに、エンジニアが自分だけ
「来月の経営会議で使いたい」と言われていたのに、開発担当は僕一人でした。
週1稼働の副業人材だけでリリース日が固定されているプロジェクトを回すのは無理があります。今は面談で「このプロジェクトに関わっているエンジニアは他にいますか?」と必ず聞きます。
断るべき案件のチェックリスト
| チェック項目 | 該当したら |
|---|---|
| 「既存システムがある」と言うが、DB構造を見せてもらえない | 黄色信号 |
| 「お任せします」「柔軟に対応してほしい」という言葉が多い | 黄色信号 |
| リリース日が固定されているのに、エンジニアが自分だけ | 黄色信号 |
| 先方が副業人材を使った経験がない | 黄色信号 |
| 「週1でOK」と言いつつ、平日の連絡頻度が高そうな雰囲気がある | 黄色信号 |
2つ以上該当したら慎重に検討。3つ以上なら僕は断ります。
週1で本業を守りながら副業するには、案件選びで妥協しないことが一番大事です。
うまくいった案件の3つの共通点
失敗談ばかりだと暗くなるので、うまくいった案件の話もします。
6件受注して「本業を守りながら回せた」と言えるのは3件。振り返ると、この3件には明確な共通点がありました。
共通点1:クライアント側に「副業人材を使い慣れた人」がいた
うまくいった3件は、いずれも先方の担当者が過去に副業エンジニアと働いた経験がありました。
たとえば、生成AIを使った新規プロダクトの案件。先方のCTOが「前職でも副業の方にお願いしていた」という方でした。だから最初から「平日は本業があるので返信遅れます」と言っても「それ前提で考えてます」と返ってきた。
期待値のすり合わせがほぼ不要だったんです。
逆に失敗した案件は、先方が「副業人材は初めて」というケースが多かったです。悪気はないんですが、「ちょっと今日中に確認してもらえますか?」みたいな連絡が平日の14時に来る。これが積み重なると、本業中に副業のことが頭から離れなくなって消耗します。
共通点2:プロジェクトのフェーズが「0→1」か「改善」だった
うまくいった案件は、新規プロダクトの立ち上げか、既存プロダクトの改善フェーズでした。
たとえば、生成AIの対話型サービスでは「まずプロトタイプを作って、ユーザーに当ててみたい」というフェーズ。週1の稼働でも「今週はここまで」「来週フィードバック反映」というサイクルが回しやすかったです。
一方、失敗したSFA案件は「来月のリリースに間に合わせたい」という状況でした。週1稼働なのにリリース日が固定されていると、結局その週に詰め込むしかなくなる。 スケジュールに余裕がない案件は、週1では厳しいと痛感しました。
共通点3:契約形態が「準委任」で、時間で精算された
うまくいった3件はすべて準委任契約で、月◯時間稼働という形でした。
請負契約だと「この機能を納品するまで」という縛りがあるので、想定より時間がかかると自分が損をします。準委任なら「今月は20時間稼働しました」で精算できるので、スコープが多少ブレても調整が効きます。
正直、週1で副業するなら準委任一択だと思っています。請負だとスコープが膨らんだときに自分が損をするので、本業を守りながら続けるのが難しくなります。
週1副業の実態データ:稼働時間・収入・案件数
僕の体験談だけでなく、客観的なデータも確認しておきましょう。
週1副業エンジニアの平均収入
レバテックが2024年11月に実施した調査によると、副業エンジニアの約38%が月収1〜5万円という結果が出ています。
週1稼働の場合の報酬レンジは、時給3,000〜8,000円が相場です。経験やスキルによって大きく変動します。
つまり、週1(8時間)× 4週 = 月32時間で計算すると:
- 時給3,000円の場合:月9.6万円
- 時給5,000円の場合:月16万円
- 時給8,000円の場合:月25.6万円
ただし、これは「純粋な作業時間」だけの計算。実際には平日のコミュニケーション時間も加算されます。
「週1日だけ」で完結する案件の特徴
理論上、以下のような案件は「週1日だけ」で完結しやすいと言われています。
成果物納品型(LP制作、バグ修正など)
納品物が明確なので、週末にまとめて作業可能。ただし、仕様確認で平日連絡は発生します。
継続契約の週1稼働(コードレビュー、技術顧問など)
定期的なレビューや相談対応がメイン。ただし、平日のSlack確認は必要です。
単発スポット(講師、メンターなど)
日程が固定されているので、比較的週1日で完結しやすいです。
「週1案件」が少ない理由
そもそも、なぜ「週1案件」は少ないのでしょうか。
企業側は「週2〜」を希望することが多い
週1だと、コミュニケーションの頻度が低すぎて、プロジェクトを回しにくいからです。
開発の仕事はコミュニケーションが発生する
稼働日が少ないと、連携コストが高くなります。「週1だけの人」に仕事を振るより、「週2〜3の人」に振った方が楽なのです。
「週1OK」と書いてあっても、暗黙の期待がある
「平日も少しは対応してほしい」という期待が、明文化されていないだけというケースが多いです。
エージェントで「週2〜」と書いてある案件でも、面談で「週末メインで、平日は朝晩のSlack確認のみ」と伝えたらOKをもらえたことがあります。表記を鵜呑みにせず、自分から条件を提示して交渉することが大事です。
現実的な働き方:「週末メイン+平日は隙間時間で対応」
「週1日のみ」を探すのではなく、発想を変えましょう。
「平日の稼働を自分でコントロールできる案件」を探す。
そして、自分から条件を明示して交渉する姿勢が必須です。
具体的な稼働イメージ(僕の場合)
僕が「本業を守りながら回せた」と言える案件での稼働イメージです。
| 曜日 | 稼働内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 月〜金 | Slack確認・テキスト返信のみ | 1日30分〜1時間 |
| 土曜 | メイン作業(実装・レビュー対応) | 4〜6時間 |
| 日曜 | 残タスク消化・翌週の準備 | 2〜4時間 |
合計:週12〜15時間
これで月収は6〜10万円。本業への影響は最小限に抑えられています。
面談で伝えるべきこと【具体的な言い回し付き】
面談で実際に使っている言い回しをそのまま共有します。
1. 稼働日について
本業がありますので、作業できるのは基本的に土日のみになります。土曜日に4〜5時間、日曜日に2〜3時間というイメージです。平日夜も絶対無理ではないですが、コミットはできないという前提でお願いしたいです。
ポイントは**「週末メイン」とか「できれば土日」みたいな曖昧な言い方を避ける**こと。「土日のみ」と言い切った方が、後から「平日もちょっと…」と言われにくいです。
2. 平日の連絡対応について
平日日中は本業に集中しているので、Slackを見るのは朝の通勤中と夜の21時以降になります。お返事は基本的に当日中にはしますが、本業が立て込んでいる場合は翌朝になることもあります。緊急のご連絡は土日の作業時にまとめて対応させてください。
ここで大事なのは、「見ない」ではなく「見るタイミングを伝える」 こと。先方も「既読スルーされてる?」という不安がなくなるので、むしろ安心してもらえます。
条件を伝えたときの先方の反応
「そんな条件で案件取れるの?」と思うかもしれません。
実際、僕が面談で条件を明確に伝えたとき、先方のリードエンジニアからこう言われました。
僕も前職で副業してたので、そのくらいのペースが現実的なのはわかってます。全然問題ないですよ。
副業経験のある企業は、稼働の制約を理解しています。
断られた場合の対応
正直、この条件で断られたことは3件くらいあります。
ある案件では「リリースが近いので、平日も少し対応いただける方を探しています」と言われました。そこで無理に「できます」と言わなかったのは正解だったと思います。
自分の稼働条件と合わない案件を無理に取っても、結局お互い不幸になる。
断られたときは「ご状況承知しました。またタイミングが合えばぜひ」と返して終わりです。副業は案件を選べる立場なので、合わなければ次を探せばいいと割り切っています。
土日メインで副業を回すための具体的な方法は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
エンジニア副業は土日のみで成立する?本業を守る案件選びを読むエンジニア副業は土日のみで成立する?本業を守る案件選びエンジニア副業は土日のみで本当に成立する?「副業が本業を侵食するのでは」という不安を持つ方へ。面談で確認すべき2つの質問、平日対応を求められる危険な案件の見分け方、万が一の撤退方法まで解説。
週1で始められる副業案件3選【報酬目安つき】
「週末メイン+平日隙間時間」で回しやすい案件を3つ紹介します。
1. コードレビュー・技術顧問(時給5,000〜10,000円)
週1完結度:中
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| スキル要件 | 3年以上の実務経験 |
| メリット | 高単価、リモート完結 |
| デメリット | 案件数が少ない |
| 平日対応 | Slack確認程度は必要 |
経験を活かして、他のエンジニアのコードをレビューしたり、技術的な相談に乗ったりする仕事です。
実装作業がない分、稼働時間をコントロールしやすいです。ただし、質問への回答は平日にも発生するため、Slack確認は必要になります。
2. Webサイト修正・LP制作(案件単価3〜10万円)
週1完結度:中
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| スキル要件 | HTML/CSS/JavaScript |
| メリット | 案件数が多い、経験を積みやすい |
| デメリット | 仕様確認で平日連絡が発生、納期プレッシャー |
| 平日対応 | 仕様確認のやりとりが発生する |
副業初心者が最も入りやすい案件です。案件数が多く、実績を積みやすいのがメリット。
ただし、デザインや仕様の確認で平日にもやりとりが発生します。「週1日だけ」で完結することは少ないです。
3. バグ修正・小規模開発(案件単価1〜5万円)
週1完結度:低
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| スキル要件 | 対象言語の実務経験 |
| メリット | 短期で完結、実績になる |
| デメリット | スコープの見極めが難しい、緊急対応を求められることも |
| 平日対応 | コミュニケーションが発生しやすい |
「このバグを直してほしい」「この機能を追加してほしい」といったスポット案件です。
短期で完結するのがメリットですが、スコープの見極めが難しく、想定以上に時間がかかることも。緊急対応を求められるケースもあるため、週1完結度は低めです。
僕が最初に獲得したのは「LP制作」の案件でした。ただ、仕様確認のやりとりで平日にも連絡が発生し、「週1日のみ」は幻想だと悟りました。
週1副業案件の探し方3選
具体的な案件の探し方を解説します。
1. 副業エージェントを使う(おすすめ)
メリット:
- 高単価案件が多い(時給3,000〜5,000円以上)
- 条件交渉を代行してもらえる
- 契約・請求の手続きをサポート
代表的なサービス:
- ITプロパートナーズ
- レバテックフリーランス
- クラウドテック
エージェントを使えば、「週2〜3日・リモート・高単価」という条件で案件を絞って探せます。
ただし、注意点があります。稼働条件の細かい握りは、結局自分で先方と直接話さないと伝わりません。 エージェントが「週2〜3日OK」と言っていても、実際の期待値は面談で確認する必要があります。
2. クラウドソーシングを使う
メリット:
- 案件数が多い
- 即日開始可能
- 実績がなくても始めやすい
デメリット:
- 低単価案件が多い(時給1,000〜2,000円程度)
- クライアント対応を全て自分でやる必要がある
代表的なサービス:
- クラウドワークス
- ランサーズ
副業初心者が「まず実績を作る」という目的なら有効です。ただし、低単価案件を掛け持ちすると消耗するので、ステップアップ後はエージェント経由に移行することをおすすめします。
3. SNS・知人経由で探す
メリット:
- 手数料なし
- 信頼ベースで始められる
デメリット:
- 案件の安定性に欠ける
- 条件交渉がしにくい
TwitterやFacebookで「エンジニア募集」の投稿を見かけることがあります。知人からの紹介もこのパターンです。
手数料がかからないのはメリットですが、僕の失敗案件も知人経由でした。間に入ってくれる人がいないため、条件交渉やスコープの握りは自分で全てやる必要があります。
最初はクラウドソーシングから始めましたが、単価の低さに消耗しました。その後エージェントに登録したところ、時給換算で2倍以上の案件を紹介してもらえました。ただし、エージェント経由でも「平日の稼働条件」は自分で面談時に握る必要があります。
各獲得ルートのメリット・デメリットをさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
エンジニア副業を土日で始める方法|案件獲得ルート3つを徹底比較を読むエンジニア副業を土日で始める方法|案件獲得ルート3つを徹底比較土日でエンジニア副業を始めたいけど案件はどこで探す?エージェント・クラウドソーシング・直接営業の3つの獲得ルートを徹底比較。それぞれのメリット・デメリットと、自分に合ったルートの選び方を解説。
本業を守るための「2つの質問」
面談で必ず確認すべき質問を紹介します。これで「後から話が違う」を防げます。
質問1:「副業メンバーと働いた経験はありますか?」
この質問で、先方が副業ワーカーの制約を理解しているかどうかがわかります。
「はい、何人かいます」 → 稼働の制約を理解している可能性が高い
「副業メンバーは初めてです」 → 要注意。期待値のすり合わせが必要
副業ワーカーを受け入れた経験がある会社は、「平日は本業があるので即レスできない」「週末メインで稼働する」という制約を当然のこととして理解しています。
逆に、初めての場合は「副業でも正社員と同じように動いてくれる」と期待しているケースがあります。
質問2:「平日に連絡した場合、どのくらいで返信を期待しますか?」
「当日中」 → 自分の生活と照らし合わせて判断。本業終わりに対応できるか?
「翌日で大丈夫」 → 余裕を持って回せる可能性が高い
「週末まとめてで構いません」 → 稀だが、かなり安全
この質問で、先方が暗黙的に期待しているレスポンス速度を確認できます。
「即レス不要です」と言われても、実際には「24時間以内には返信してほしい」と思っているケースが多いです。具体的な時間を聞くことで、認識のズレを防げます。
この2つの質問をするようになってから、参画後に「話が違う」となることは激減しました。逆に、曖昧なまま始めると後から侵食されます。
週1副業の注意点・デメリット3つ
週1副業を始める前に知っておくべき注意点を解説します。
1. 「土日のみOK」を鵜呑みにしない
冒頭の失敗談でもお伝えしましたが、先方の言葉を額面通りに受け取ってはいけません。
「土日のみでOKです」と言われても、それは「土日に作業してくれればいい」という意味であって、「平日は一切連絡しない」という意味ではないことが多いです。
自分から具体的な稼働条件を提示して、合意を取りましょう。
2. 「即レス不要」の暗黙の期待に注意
「即レスは求めません」と言われても、暗黙の期待として「24時間以内に一次返信」は求められていることが多いです。
面談で「翌朝までの返信で問題ないですか?」と具体的に確認しましょう。
3. 稼働時間の見積もりは甘くなりがち
「週1」のつもりが実質週2になるリスクがあります。
開発作業には、見えないオーバーヘッドがあります。
- 環境構築・セットアップ
- コードを読んで理解する時間
- 仕様確認のやりとり
- レビュー対応
「見積もり×1.5倍」で余裕を持っておくのがおすすめです。
一度、本業の繁忙期と副業の納期が重なり、徹夜で対応したことがあります。結果的に納品できましたが、体調を崩しました。それ以来、副業を受ける前に「本業のスケジュール」を必ず確認するようになりました。
副業がしんどくなる原因と対策について、以下の記事で詳しく解説しています。
エンジニア副業がしんどいのは案件選びの問題|週1〜週2で月10万稼ぐ方法を読むエンジニア副業がしんどいのは案件選びの問題|週1〜週2で月10万稼ぐ方法エンジニア副業はしんどい?本業との両立が不安な方へ、しんどくなる原因としんどくならない案件の選び方を解説。週1〜週2・在宅で無理なく始められる方法を紹介します。正しく選べば副業は怖くありません。
「危険な案件」の見分け方
以下の特徴がある案件は、週末メインの稼働には向きません。面談で確認して、該当する場合は辞退を検討しましょう。
| 危険信号 | なぜ危険か |
|---|---|
| 平日MTGが「必須」 | 本業の会議と被るリスク。「週1でOK」と言われても、平日MTGがあれば実質週1では回らない |
| 「緊急対応あり」「運用保守込み」 | 本番障害は曜日・時間を選ばない。土曜の夜に対応を求められることも |
| 要件が曖昧・「お任せします」系 | スコープが膨らみ、工数が爆発する。僕の失敗案件もこのパターン |
| 単価が相場より高すぎる | 高単価には理由がある。拘束時間が長い、緊急度が高い、など |
| 「すぐに始めてほしい」と急かす | 前任者が急に離脱した可能性。炎上プロジェクトに入れられるリスク |
特に「運用保守込み」は絶対に避けてほしい案件です。本番障害が発生したら、曜日・時間に関係なく対応を求められます。週末メインの稼働とは相性が最悪です。
まとめ:「週1日のみ」は幻想。「週末メイン+平日隙間時間」が現実解
この記事では、週1副業の厳しい現実と、本業を守りながら副業を続ける現実的な方法を解説しました。
重要なポイント
- 「週1日(8時間程度)だけで完結する案件」はほぼ存在しない
- 「週末メイン+平日は隙間時間で対応」が現実的な解
- 週12〜15時間が現実的なライン
- 条件は自分から明示して交渉する。先方任せにしない
- 面談で「副業経験」と「平日の期待値」を必ず確認する
- 「即レス不要」「週1でOK」を額面通りに受け取らない
- うまくいく案件の共通点:副業慣れした担当者、0→1/改善フェーズ、準委任契約
具体的な稼働イメージ(現実的なライン)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 週末(土日どちらか or 両方) | 合計8〜10時間(メイン作業) |
| 平日 | 1日30分〜1時間(Slack確認のみ) |
| 合計 | 週12〜15時間 |
| 月収 | 6〜10万円 |
次のステップ
「週1で副業できるのか?」という疑問の答えは、「週1日のみは厳しいが、週末メイン+平日隙間時間なら可能」 です。
僕にとって副業は、収入以上に「キャリアの選択肢を広げる投資」でした。本業では経験できない技術やプロダクトに触れられるのは、副業ならではの価値です。
ただ、「週1で楽に稼げる」という幻想は捨てた方がいい。最初から「週末メイン+平日は隙間時間で対応」という働き方を想定し、その条件で合意してくれる案件を探す。
それが、本業を守りながら副業を続ける唯一の方法だと思います。
まずは副業エージェントに登録して、どんな案件があるか見てみることから始めましょう。「週2〜3日」と書いてある案件でも、面談で条件を交渉すれば「週末メイン」で回せるケースは多いです。
この記事が、あなたの副業の判断材料になれば幸いです。
